山春建設 建築士 山田のブログ
2015年12月
2015.12.30
2015年も早かった
年末ですね。今年は山春建設が新しい時代へ大きく舵を切り始めた記念の年でした。
次世代省エネ住宅の仕様・計算・技術を標準化したり、モデルハウスがOPENしたり、会社のスタッフのみならず
協力していただける設計事務所 大匠さん や各職種の業者さんにも大変お世話になりました。
そして本年お成約いただきましたお客様にも厚く感謝します。
私たちの仕事の意義を改めて考え、来年もお客様により一層の安心・快適・技術を提供できるよう努めていきたいと思います。
モデルハウス 玄関より 高性能断熱木製ドア(当社標準仕様)
2015.12.20
OSB
OSB ― 配向性ストランドボード(はいこうせいストランドボード、OSB:Oriented Strand Board)
当社の住宅では外壁面の耐力面材として使用しています。これを筋交いと組み合わせて耐震壁にすると大変強い耐震強度を発揮します。
木のチップ圧縮接着して成型した木質合板ですが、異方性がありいろいろな方向からの圧縮・引っ張り・せん断の力に対抗できます。
OSBは端材や廃材のリサイクル品と誤解されることも多いですが、あまり使い道のなかった広葉樹のアスペン(ポプラの一種)は、ほとんどの場合新品の丸太です。
ポーランド産(写真左)とカナダ産(右)があり、樹種によって色が違います。
生産や輸入の状況によって価格が変わるので、同じ性能ならお客様に安価で提供できる方を選択しています。
2015.12.17
バルコニーの防水工事
建方の後の外部塞ぎ、他様々な作業が進んでいきます。
外観正面。 コンパクトな家と思われがちですが、奥が広いので40坪近くあります。
バルコニーでは防水工事が行われています。当社ではシート防水を採用しています。
この防水層の上に保護モルタルを塗って仕上げます。
バルコニーは「外部」なのでサンダルを履いて歩く方も多いと思いますし、砂やゴミなどで表面が傷みやすいです。
FRP防水など、防水層の表面が保護層も兼ねていると擦れたり削れたりして早く傷める原因になります。
保護モルタルなら防水層は直接紫外線や衝撃に晒されないので耐久性が保たれますし、保護層が劣化したらモルタルだけ補修や打ち換えをすることも可能で、水漏れのリスクが軽減できます。
2015.12.12
雨の前に防水 屋根
建方が終わった直後の家はまだ裸なので早く服を着せなくてはいけません。
屋根の野地板に続き、屋根防水のフェルトを張ります。このフェルトは裏面が全面接着できるようになっていて
野地板に密着します。いわゆる「ホチキス留め」ではないので穴が開く心配がなく高い防水効果が期待できます。
屋根材は「アスファルトシングル」といってアスファルトを染み込ませたガラス繊維系の基材に石の粒を付着させたもので
多彩な色があり、いろいろな形状の屋根に対応できる、オシャレ&高性能な屋根材です。
新築はもちろんリフォームでも多く使っていて、家のイメージが大きく変わるのでとても人気があります。
2015.12.08
建方 2
建方作業は3日間の予定。天候に恵まれたことが何よりでした。
建方後、外回りの防水関係の工事が終わるまでは天気予報とにらめっこの毎日です。
さて現場は2階の床組から床張りです。
この床は剛床(ごうしょう)といって耐震の計算に含まれているので、厚い合板を使っています。
左の写真ではバルコニーを支える梁を組んでいます。バルコニーは下に柱がなく、ハネ出しになるので太い集成材の梁になっています。
家が形になりました。この後お施主様と記念撮影して無事作業完了です。
山春建設がお届けする、耐震・断熱・耐久性に優れた快適な家
これから始まる工事が楽しみです。
2015.12.05
建方 1
前回の土台伏せに続き いよいよ建方です。
家が形になる、お施主様をはじめ工事関係者、近所の方も皆、感動する日です。
前日の朝には材料が送られて来るので、部材番号や数量をチェックします。
1階から2階の上まで届く通し柱を建てています。柱を建てたら、部材の図に従って次々に
梁が組まれていきます。
当社の家は木造軸組工法を主に採用していますが、ここでも工夫している点があります。
軸組工法は柱と梁で構造体を作る、木造住宅では一般的な方法ですが、材料の接合部は仕口といって接合する形に材料を欠き込むので弱点となりやすいのですが、
写真のように通し柱は金物で接合することで、材料の欠損を小さくしています。
小さな配慮の積み重ねで強い快適な家を造っています。
建方作業続く。
2015.12.02
土台伏せ
沼津市我入道の新築住宅 土台伏せを行いました。
土とコンクリートの風景だった現場に木の色が加わり華やかになります。
ここでも家の耐久性について当社のこだわりがあります。
土台を施工する前の、基礎のコンクリートの上に防蟻テープを貼ります。(フクビ アリダンTテープ)
これで基礎と土台の密着性が良くなり、シロアリの侵入経路を塞ぐことができます。
これから数十年、家をしっかり支える土台です。この土台に細かい穴が開いているのは、ACQ(注入材)で木の中まで防腐剤が注入してあります。(写真右)
基礎断熱工法では床下を循環した空気が室内に給気されるので、通常のように薬剤を表面に散布するのではなく、予め浸透させた材料を使用しています。
土台伏せ全景
左の写真は床下の断熱補強です。外気取り入れ口付近の床を付加断熱して、床温度の低下を緩和しています。
次回続く
ちょっとブログが専門的すぎると思いましたので・・・ここまでする目的は
当社が推進している高い断熱・気密性能で、夏は涼しく冬は暖かく、快適な生活を送っていただける家を提供するためです。
安心 安全
快適
子育て
をこれからも第一に考える山春建設です。
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